ジュエリーの素材について
◆ブロンズ、真鍮
ブロンズや真鍮は、時間が経つにつれ、黄金色から青緑色(青錆)に変色していきます。(例:10 円玉や銅像)変色の仕方、進み方ははそのアクセサリーによってそれぞれ、つまり「オンリーワ ン」ですから、その経年変化を楽しめるのも魅力の一つです。しかしながら、変色が気になるときは、使用後に柔らかい布で磨き、気密性のある入れ物に 保管(空気に触れさせない)してください。定期的にジュエリー専用クリーナーを使用して磨くとより永くお楽しみいただけます。
◆シルバー、ファインシルバー
SV925と表記されるものが多いですが、これは92.5%が純銀で、残りの7.5%が他の金属でできているということです。
中でもスターリングシルバー925と呼ばれるシルバーは92.5%純銀と7.5%銅の二合金です。
シルバーはとても柔らかく、そのままでは加工や形状維持が難しい素材です。そのため、強度や耐久性を高めるために銅などの金属を配合して使われます。
身に着けると美しい輝きをみせるシルバーアクセサリーも、放っておくとくすんだり黒ずんだりしま す。海水やプール(塩素)、湿気にはとても弱いので注意が必要です。くすみや黒ずみはジュエリーケア専用の布でかんたんにふき取ることができます。シルバーの美しい輝きをいつまでも保つために、着用 後はアクセサリーボックスや密閉された容器に保管するなどしましょう。
◆ゴールドについて
K14、K18、K24とは金のこと。
数字が高ければ高いほど、金の含有率が高いです。
・K14(14金)
金の含有率は58パーセント。K18Kの金以外の含有物が銀や銅であることが多いのに比べ、K14は銀や銅の他にパラジウム(プラチナと同じ白金属)が混ざっていることがあります。K18よりも金の純度が低いため壊れにくいですが、輝きは弱く変色もしやすくなります。
・K18(18金)
金の含有率は75パーセント。変色しにくい上、耐久性も兼ね備えているので、アクセサリーとして加工するのに向いています。
・K24(24金)
金の含有率は100パーセント。他の金属を混ぜていないもので、日本では純度が99.99パーセント以上のものがK24とされています。金属としては柔らかすぎるためアクセサリーに用いられることは少ないです。
=金属アレルギーについて=
金属アレルギーはどの金属にアレルギー反応を起こすか、
どの程度のアレルギー反応を起こすかには個人差があります。
一般的に金属アレルギー反応を起こしやすい素材として
ニッケル、コバルト、クロムが挙げられますが、
siroではこの金属アレルギー原因となりやすい
ニッケル、コバルト、クロムを使用した
ジュエリーはお取り扱いしておりません。
しかしながらジュエリーを身につけたことにより
痒みや腫れが起こった経験がある方は
皮膚科等でパッチテストを受けるなどして
どの金属によってどの程度のアレルギー反応を起こすのかを
予め確認しておくことをお勧めいたします。
金属アレルギーについて正しくご理解いただき
対処方法、選び方を知っていただくことで
安心して身につけていただけます。
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